大山上池・下池 ラムサール条約登録湿地

2つの淡水池

山形県鶴岡市大山西部に位置する高舘山の裾野には2つの淡水池があります。
農業用のため池として400年前から使われてきました。面積は南側に位置する上池が15ha、北側に位置する下池は24haになります。この上池・下池は特に水鳥の生息地として、国際的に重要な湿地であると認められ、平成20年10月にラムサール条約に登録されました。

■上池

7月に入ると湖面に蓮の花が咲き始め、最盛期の8月には池一面が蓮に覆われ、素晴らしい光景を見ることができます。8月10日になると蓮を管理する大山浮草組合により、花や葉の収穫が始まり、これを仏前に供え、旧盆の行事として祖先の霊を祀ります。
上池の蓮 上池の蓮

■下池

下池堤防沿いに野鳥観察できる「尾浦愛鳥館」が設置され周辺約7.3haの湿地帯に庄内自然博物園構想が繰り広げられている。 冬鳥コハクチョウをはじめ、カモやオジロワシが訪れ多彩な自然を堪能でき県内外の自然愛好者等から広く活用がはかられています。
下池の湖畔 高舘山 高舘山と蓮

■高館山

上池・下池の背後にある高館山は標高273mの山で、県立自然公園、自然休養林の指定を受け、昭和61年には「森林浴の森100選」にも選ばれています。
ふもとにため池を抱えているため、貴重な植物も自生しており、哺乳類25種、鳥類194種、植物848種、キノコ313種という豊富な動植物が生息しています。

また高館山は竜の化身といわれ霊山としても尊崇されていました。
戦国時代には、庄内地方に君臨した武藤氏の居城・尾浦城の背後を固める山城として使われおりました。
高館山の中腹や尾根続きの松倉山には今も「土塁」を巡らした多くの屋敷跡が残っています。

■鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」

多様な生物が生息する都沢湿地などの豊かな自然を活用し、子ども達をはじめ市民みんなが自然にふれあい、交流する施設です。
鶴岡自然学習交流館「ほとりあ」のホームページはこちらから
鶴岡市自然学習交流館 ほとりあ

2020.07 「ほとりあ見どころ」picup!
近年ほとりあ駐車場すぐの湿地でハスの花を見ることができます。
このハスにはストーリーがあります
 2015年に正法寺側の水路に咲いていたハスが除去されることになったことを知り、ほとりあで活動しているサポーターの有志がそのハスをこれから先も咲き続けることを願って、守っていこうと「ハスワーキンググループ」を結成しました。
 ほとりあ周辺の環境を把握し、開花のメカニズムを探り、3回の移植を繰り返し、2018年春にやっと都沢湿地に移植することができました。
ぜひ間近でハスの花をご覧ください。 
~鶴岡市自然学習交流館ほとりあ/ハスワーキング~
鶴岡市自然学習交流館 ほとりあ蓮の花 鶴岡市自然学習交流館 ほとりあ蓮の花
鶴岡自然学習交流館「ほとりあ」のホームページはこちらから