大山犬祭り 行列が町を練り歩く300年史

令和5年6月5日の大山犬祭りについて

先日行われた大山犬祭り実行委員会での協議により、一部企画変更はありますが通常通り行います。
椙尾神社の例祭に関わる神事も十分な配慮をした上で行われます。 詳細はこちらから>>
令和5年大山犬祭りの頭屋は 大山頭:殿町 、上頭:菱津、下頭:西郷 下川中 です。

令和5年5月16日
大山犬祭り実行委員会
大山コミュニティセンター内
℡0235-33-3214
お祭り本部 携帯電話 080-7282-5839(訂正済)

=令和5年5月26日=
お祭り本部連絡先が違っておりました。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
訂正版 行列MAPチラシはこちらから >>
※大山町内全戸配布のチラシです

令和5年年6月5日(月)大山犬祭りパレード、行列内容はこちらより>>
大山祭り行列

~めっけ犬伝説~

めっけ犬山車 大山祭りは椙尾神社の例大祭として、300年以上もの昔から続いている。
=その由来は=
昔むかし、椙尾神社の裏山に化け物がおりました。毎年お祭りの日には、美しい娘を人身御供として差し上げなければ田畑を荒らすので、不作に苦しまねばなりませんでした。
 ある年、大山を通りかかった一人の六部(修験者)がこのことを聞いて、お祭りの夜、人が居なくなってから一人椙尾神社の天井に隠れて見ていると、二人の大入道が現れ、舌をなめずりながら「丹波の国のめっけ犬にこのことを聞かせるな」と繰り返しながら娘を二つにし、頭の方を東の坊、足の方を西の坊が持って「また来年の今日お目にかかろう」といいながら暗闇の中に姿をけしました。これを見ていた六部は、丹波の国へ行き、「めっけ犬」を探し出し、大山に帰ってきました。
 お祭りの日、六部は娘の代わり「めっけ犬」をかごに乗せ、いつもの通りお宮に供えました。やがて夜中になって現れた二つの大入道は、かごの戸を開け娘を出そうとすると「めっけ犬」は一声高くほえ化け物にとびかかり、とうとう化け物をかみ殺しましたが、自分も血に染まって倒れてしまいました。
 以来、化け物を退治しためっけ犬は椙尾神社のお前立となり、毎年この伝説をなぞらえて人身御供をかたどった「仮女房」と「犬ひき」を交えた行列が町を練り歩き、犬祭りというようになりました。

椙尾神社

椙尾神社  明確な創建年代についての記録はない。 祭神は、当初は積羽八重事代主命と天津羽々命を祀っていたが、中古になり、竜田彦大神・竜田姫大神を勧請。
その後、武藤氏がこの出羽国の地頭となってから大物忌大神と月山大神を勧請し、合計六注の大神を祀っている。
主祭神の事代主命は国土開発、酒造、漁業の神とされている。
 大山城主下次右エ門実秀より寄進された参道入口の前後に控え柱のある石鳥居は、通称四足鳥居は芸術的価値も高く、県有形文化財となっている。
椙尾神社の水無月大祓「松明行列」についてはこちらより >>

勇壮山車 からぐり山車

からぐり山車
 お祭りのくねり(行列)と前後して始まったといわれる豪華な「からぐり山車」が繰り出すことで有名。かつて「からぐり山車」は、台座の上に枝振りの良い木を立てて、枝の上へ上へと15~6m位の高さに制作し、山車が遥か鶴岡の城下からも見えたとか。
昭和56年「からぐり山車」は25年ぶりに復活。からぐり保存会の手で山車3基の管理と、出し物制作がなされており、毎年沿道の観客を魅了している。
*現在の「からぐり山車」は、電線、交通機関の関係で、最大で5.15mの高さです。

からぐり山車  からぐり山車